ウィルス性胃腸炎について

ウィルス性胃腸炎について

秋から春にかけてインフルエンザ同様、毎年ウィルス性の胃腸炎が流行します。
最近騒がれているのがノロウィルスですが小児領域では決してめずらしいものではありません。
小児科医からしてみるとノロ、ロタウィルスは子どものお腹の風邪の原因としてはごく一般的なものなのです。でも、一般的だからといって安心もできません。けいれんをおこしやすいウィルスですし場合によっては入院が必要になることもあります。ウィルス性胃腸炎について簡単にまとめました。参考にして下さい。

  1. 症状は下痢、嘔吐が中心です。ノロウィルスは嘔吐が強く、ロタウィルスのほうが発熱多いといわれていますが決まったものではありません。ロタウィルスは乳児冬季白色便性下痢症といって便が白っぽくなるのが特徴です(レモンイエローとよく表現されます) 典型的なパターンとしては嘔吐から始まり、おさまったくらいから下痢が始まる、というのが一般的です。
  2. 嘔吐が続く場合 よくある対処法Q&A

  3. 吐物、下痢など排泄物が強い感染力をもっています。トイレや床に吐物や下痢の飛沫が飛び散った場合、これらの飛沫が乾燥するとウィルスを飛散させてしまいます。掃除にはマスク着用し、漂白剤入りの洗剤で念入りに掃除してください。これらの排泄物には家庭用の漂白剤が有効といわれています。(色落ちには注意してください)
    皮膚や布類など漂白剤を使用できない場合は市販されている消毒液をたっぷり使用し流水で充分に洗い流してください。
  4. 感染経路は人から人(接触感染、飛沫感染)、カキなどの貝類が有名です。貝などを生食で食べさせるのは小児(特に幼児以下)ではノロウィルスの感染に限らず避けるべきでしょう。当然、大人もかかります。大人は我慢することが多く、知らぬ間に家族全員にうつしている事が多いので、この時期の生食は避けておくのが無難です。